1999年
１月
猪野詩織さんが小松和人と交際を始める
3月30日
詩織さんが小松和人に別れ話をする。直後からストーカー行為が始まる
6月14日
夜、和人らが詩織さんの自宅に乗り込み、交際時のプレゼント代として500万円を使
い込んだ、「誠意を見せろ」と脅迫
6月15日
詩織さんと母・京子さんが、前夜の模様を録音したカセットテープを持ち、埼玉県警
上尾署に相談。上尾署は恐喝に当たらず「民事不介入」と説明
7月13日
詩織さんの自宅周辺などに「中傷ビラ」がばらまかれる。母・京子さんが上尾署に報告
7月20日
都内で「大人の男性募集中」と記載された詩織さんの顔写真と電話番号入りの大量カードが
配布される。インターネットにも同様の書き込み
7月29日
詩織さんの上尾署に「犯人は小松和人に違いありません」と名誉毀損容疑で告訴
8月22日
詩織さんの父・憲一さんの勤務先に中傷文書が届く
8月23日
憲一さんの勤務先本社に中傷文書が届く
9月7日
上尾署係員が詩織さんの「告訴」を「被害届」に改ざん
9月21日
係員が母・京子さんに「告訴取り下げ」を要請
10月16日
深夜、猪野家前に大音響を鳴らした車２台が止まる
10月26日
詩織さんが桶川駅前で殺害される
12月19日
捜査本部、殺害実行犯の久保田祥史を殺人容疑で逮捕
12月20日
捜査本部、小松和人の兄・小松武史、伊藤嘉孝、川上聡の３人を殺人容疑で逮捕

2000年
1月16日
捜査本部、「中傷ビラ」名誉毀損容疑で殺害実行犯を含む12名を逮捕。小松和人を名
誉毀損容疑で指名手配
1月27日
小松和人、北海道の屈斜路湖で水死体で発見。捜査本部は自殺と断定
3月4日
『ザ・スクープ』（テレビ朝日）で「桶川女子大生殺害時件の真相　第１弾」放送
3月7日
民主党議員、参院予算委で桶川ストーカー事件を質問。警察庁は「誤解を与えたが、
告訴取り下げとは言っていない」と答弁
3月10日
埼玉県警は調査プロジェクトチームを設置
4月6日
埼玉県警が調査報告書を発表。埼玉県警の巡査長ら３人を調書改ざんの虚偽有印公文
書作成容疑などで書類送検。３人の懲戒免職処分はじめ幹部らを言及などの処分に
埼玉県警本部長が猪野家を訪れ謝罪
5月18日
ストーカー行為等の規制に関する法律が成立
9月7日
上尾署元刑事第二課長・片桐敏男、同署元係長・古田裕一、同署元巡査長・本多剛の
３人に虚偽有印公文書作成同行使で有罪判決
10月26日
遺族が小松武史ら計17名に慰謝料など１億1000万円の損害賠償請求訴訟を起こす
11月24日
ストーカー規制法施行
12月22日
遺族が埼玉県（埼玉県警）に1億1000万円の国家賠償請求訴訟を起こす

2001年
2月7日
国家賠償請求訴訟の第１回口頭弁論
7月17日
実行犯・久保田祥史に懲役18年の実刑判決、後に控訴。実行犯（見張り役）・伊藤嘉
孝に懲役15年の実刑判決
10月26日
実行犯５名に計490万円の損害賠償支払い命令
11月16日
実行犯・久保田祥史、伊藤嘉孝に計9900万円の損害賠償支払い命令

2002年
3月29日
実行犯・久保田祥史が控訴を取り下げ、懲役18年が確定
6月27日
実行犯・川上聡（運転手役）に懲役15年の実刑判決
9月11日
国家賠償請求訴訟が結審

2003年
2月26日
国家賠償請求訴訟の判決
2月27日
遺族が控訴
5月31日
桶川ストーカー事件国賠訴訟を支援する会が発足。
12月25日
小松武史被告に無期懲役の判決

2004年
10月18日
国家賠償請求訴訟（控訴審）が結審