（審理の詳細につきましては現在作業中のため、先に報告集会の報告を更新させていただきます。審理の詳細は作業でき次第更新させていただきます。皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。）

◆報告集会では
　弁論終了後、弁護士会館で報告集会が開かれ、中山福二弁護士から「おそらく次回、１０月１８日で結審し、判決日時が示されるだろう」との見通しが示されました。

�@本日の弁論の解説
　・中山弁護士から　　
　　二審では、一審の数倍の書面を提出した。主なものは、刑事事件の裁判記録で被害者側に新たに開示されたものや、ストーカー事件の特質について述べた諸澤英道・常磐大学教授の意見書など。次回、最後の書面を出す。

　・松本弥生弁護士から
　　きょうは、「警察に一生懸命に、助けてほしい、と何回もお願いしたのに、助けてもらえなかった」ということを、お父さんの口から語ってもらった。また、一審判決の後、刑事裁判の方でいろいろな判決が出た。そこから、犯人グループは、かなり早い段階から、口にするのも嫌なことを計画していたことや、かなりのお金が動いていたことがわかってきた。それも明らかにした。

�A両親から
　・憲一さんから
　このところ、いろんな記録を読んだ。ひとつのことを言われると、いろんな事件のことが浮かんでごちゃごちゃになってしまい、１日前まで、かなりきつかった。私は詩織にお線香をあげて手を合わせることはほとんどないが、今日は出てくるときに、これが最後かもしれないと、意気上がって、詩織に「お父さん頑張ってくるから、頼むよ」と言って出てきた。と言いながら、桶川駅から上野駅まで眠ってしまったけれど、きっと詩織が休ませてくれたのだと思う。
　今日は、詩織の写真を胸ポケットに入れておいた。途中で何度か頭の中が真っ白になったが、落ち着くことができたのは、私の後ろで見ていた、詩織だけではなく皆さんのパワーをもらって、代表みたいな気持ちで出ているから。
　一、二点のほかは、きちんと主張できたのではないかと思う。
　みなさん、本当にありがとうございました。

　・京子さんから
　すごいなあと思いました。あそこ（証言席）に立つと、十のうちいくつも言えないのに、ほとんどパーフェクト。
　言いたいことを言ってくれた。詩織が言わせたんだと思います。

　また、「あすの会」の岡村勲弁護士も「堂々としてわかりやすく、リアルだった。草加の事件を見ても、埼玉県警は直っていないのではないか」と述べられました。
　＊草加の事件……被害者が交番に逃げ込んだが、助けもらえず、容疑者らに連れ出されてさらに暴行されたという事件。